ペットフードを「再発明」 動物と人の共生社会を目指す

動物の保護や生物多様性の維持は、SDGsのゴール・目標と関連深い分野だ。日本では子どもの数をペットの数が超え、ペットと人が健やかに共生できる社会の構築が期待されている。食の観点から共生社会の実現を目指すスタートアップを紹介する。

PETOKOTOの社員の多くは愛犬・愛猫家。中央右が大久保泰介代表取締役社長

ペットフードを「再発明」
アプリ連動で差別化

ペットウェルネスカンパニーを標榜し、食の観点からより良いペットと人の共生社会の実現を目指しているPETOKOTO(ペトコト)。起業家の登竜門「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」で優勝に輝くなど、今最も注目を集めるスタートアップのひとつだ。

起業家の登竜門「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」で優勝に輝いた

「人間は毎日新鮮な食事を当たり前のようにしています。しかし私の愛犬は生まれてからずっと茶色い豆粒を食べてきました。ペットフードは、常温保存のために添加物が沢山入っており、食材は高温加熱され、旨味や栄養素は失われています」とPETOKOTO代表取締役社長の大久保泰介氏。最近の研究では、新鮮な食事を食べられるかどうかで、ペットの寿命は2年、人間に換算すると10年分も変わることがわかっているという。

この問題意識をもとに同社が2020年に発売したのが、フレッシュなペットフード「PETOKOTO FOODS」である。「ポイントは3つ、安心安全で美味しく、体重管理もできること。これら食に関する大切なことすべてがスマホ1つで実現します」

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