レンタルグリーンビジネス最大手に成長 多角化で高収益体質を維持

大阪に本社を置くユニバーサル園芸社。代表取締役会長を務める森坂拓実氏が1968年に起業し、園芸業界初の東証への上場を果たす企業にまで成長した。その原動力が、森坂氏が創業時より掲げる「人生二度なし」という創業の精神と、その理念のもとで日々研鑽を重ね成長し続ける社員たちだ。

森坂 拓実(ユニバーサル園芸社 代表取締役会長)

植物のレンタルビジネスを中心に
近年はM&Aで事業を拡大

ユニバーサル園芸社は、オフィス等へ貸し出すレンタルグリーン事業を中心に、世界中から集められた植物を使った室内装飾や造花アレンジメント、住宅やビル等の外構植栽や屋上緑化、造園、イベント等でのグリーン・フラワーディスプレイなど、植物による様々な空間プロデュース事業を展開している。他にも、植物のテーマパークやカフェ運営などのブランド事業、オンライン販売を含む植物の小売り事業など、植物に関するありとあらゆるビジネスを広く展開する企業だ。

始まりは、森坂氏が大阪で立ち上げたユニバース園芸。高校卒業後、2つの園芸会社勤務を経て20歳という若さで起業した。当初は事務所も倉庫もなく、自身が暮らしていた6畳一間のアパートで植木を管理し、レンタルグリーン事業を開始したという。その後、大阪万博におけるホテル建設ラッシュを背景にレンタルグリーン事業を伸ばし、1993年に関東に進出。2012年には園芸業界で初となる東京証券取引所JASDAQ市場(現スタンダード)への上場を果たした。

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