数字で見る香川県 アートを目的に訪れる観光客が急増

四国と本州を結ぶ海上交通の要衝として栄えてきた香川県。建設機械や造船分野で国内トップクラスの企業があり、臨海部には化学・非鉄金属産業などの工場が集積する。農業ではオリーブが特産品で、全国シェアの9割を占める。観光産業ではアートを目的に同県を訪れる観光客が近年急増した。

直島町の観光入込客数の推移(延べ人数)

高松市の北方約13kmに位置する直島町。1989年から始まったアート活動により、島内の港や住宅地等に現代アート作品が生活の一部として点在し、複数の美術館もある。観光入込客数は2003年まで10万人未満だったが、2004年に地中美術館が開館した頃から増加率が大きくなり、第3回瀬戸内国際芸術祭が開催された2016年には過去最高の72.7万人となった。 また、「令和2年版観光白書」(観光庁)によると、香川県は「都道府県別外国人延べ宿泊者数の伸び(2012-2019年)」が16倍で、全国平均の約4倍で最多。直島でのアート活動が誘客に大きく貢献していることがわかった。

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