地方創生におけるスポーツの可能性 熱狂と共創のまちづくり

北海道日本ハムファイターズのホーム球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」の周辺開発など、スポーツを活かしたまちづくりが各地で進められている。スポーツは新しい活力を地域にもたらす力を持つ。企業の現場力でビジネスとして収益を上げつつ、地域ぐるみで付加価値を生み出す挑戦について聞いた。

日本エスコンは1995年の創業以来、分譲マンション事業を軸に商業・物流施設やオフィス、ホテル、賃貸不動産の開発など、多様な事業領域を拡げてきた。北海道北広島市で2023年3月に開業した「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核とする「北海道ボールパークFビレッジ」のまちづくりに参画し、その最寄り駅であるJR北広島駅西口の再開発も手掛けている。

北國フィナンシャルホールディングスは2021年10月、北國銀行の持ち株会社体制への移行に伴い設立された。「次世代版 地域総合会社」を目指す姿とし、地域全体のイノベーションへの貢献に努めている。2021年5月には、北國銀行が国内で初めてパブリッククラウドでのフルバンキングシステムを稼働させるなど、金融DXにおける先進的な取り組みでも知られる。

地域創生の1拠点となる
北海道ボールパークFビレッジ

田中 2023年の「北海道ボールパークFビレッジ」の来場者数は、約半年で年間目標の300万人に達しました。道外からの来場者も多く、スポーツ観戦だけでなく地域創生の1つの拠点として実績を出しています。今日に至る背景について、伺えますか。

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