テルモ 医療を通じた社会への貢献 現場のニーズから生まれる革新

テルモは、新型コロナウイルス感染症の重症患者にも使われる体外式膜型人工肺「ECMO」から、高機能カテーテル、注射器など、数々の製品で医療分野に革新を生み出し続けている。医療現場に寄り添いニーズに応えることが、イノベーションの原動力となっている。

コロナ禍で知名度が急上昇している医療機器、ECMO。
製品の供給のみならず、使用のトレーニングなども提供している

1921年創業のテルモは今年、創業100周年を迎える。国産で良質の体温計を生産するため、北里柴三郎博士ら数人の医師が発起人となって設立したのがテルモだ。

「第一次世界大戦の影響で体温計の輸入が途絶えてしまった当時の医療現場の声を反映し、国産の体温計を作ることになりました。企業理念の『医療を通じて社会に貢献する』というテーマは、当時から受け継いできたものです」。テルモ代表取締役社長CEOの佐藤慎次郎氏は、こう語る。

佐藤 慎次郎 テルモ 代表取締役社長CEO

国産体温計の供給から
ディスポーザブル医療機器に展開

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