南国殖産 時代とともに変化し続け、事業を多角化

1945年に鹿児島で創業以来、九州を地盤に幅広い事業を展開する地域総合商社として発展してきた南国殖産。現在は50社超の子会社・関連会社を擁する九州屈指の企業グループとして知られている。同社の事業変革と現在の経営戦略について、代表取締役社長の上野総一郎氏に話を聞いた。

上野 総一郎(南国殖産株式会社 代表取締役社長)

九州を基盤に発展してきた
地域総合商社

地域総合商社として多様な事業を展開する南国殖産。主要事業領域はエネルギー、建設資材、機械設備、情報通信などで、近年は既存事業に加えて、太陽光発電を中心にした再生可能エネルギー事業や、バイオマス事業にも力を注いでいる。

「南国殖産は何屋さんですか?とよく聞かれます。簡潔に言うと卸・小売業ですが、なかなか説明が難しい会社です。一般的には1つの祖業があってそこから事業が拡がっていくものですが、そこがないのが当社の特徴で強みと言いますか。現在はエネルギー事業の中の石油関連事業が売上比重としては大きいですが、それは祖業ではありません。もともとは明治時代の半ば頃にできた生糸工場から始まり、その後に会社組織となって、時代とともに変化をしながら多角化を進めてきました」と社長の上野総一郎氏は語る。

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