流体制御技術を生かした高シェア製品を開発 海外展開強化で成長目指す
日機装は、創業以来、流体技術を起点に、産業用特殊ポンプ ・システム、航空機部品、血液透析装置をはじめとした製品を導入・開発し、 新たな市場に挑んできた。液化天然ガス(LNG)で構築した極低温の液体向けポンプ技術を生かし、液化水素・アンモニアのサプライチェーンへの参入も視野に入れる。

加藤 孝一(日機装 代表取締役 社長執行役員)
特殊ポンプのメーカー
流体制御でつながる3事業
日機装は、産業用ポンプ・システムや液化ガス・産業ガス関連機器・装置などを扱う「インダストリアル事業」、カスケード(逆噴射装置部品)をはじめとする民間航空機向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形品などを手掛ける「航空宇宙事業」、血液透析関連製品を中心とする「メディカル事業」の3事業が主力だ。
3つの事業は一見脈絡がないように見えるが、歴史を紐解けばそのつながりが見えてくる。会社の創業は1953年。火力発電所の安定稼働に欠かせない「水質調整システム」の開発が目的だった。当初は、米国のミルトン・ロイ社(MR)が製造する定量ポンプの総代理店として輸入販売を行っていたが、その後技術導入を図り「水質調整システム」の国産化にこぎつけた。さらに、人工腎臓装置を手がけていたMR社と技術提携を結び、1969年には部品から自社開発した国産第1号の人工腎臓装置を開発、日本における人工透析普及の道を切り開いた。
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