化学の力で、世界をより良く 経営計画再検討、不測の時代を乗り越える
1915年の創業から2025年で110周年を迎えるデンカ。気候変動、人口問題、そして紛争。先の読めない時代に改めて同社の存在意義を明確にするべく、「化学の力で、世界をより良くするスペシャリストになる。」というパーパスを策定。激動の社会環境を背景に、経営計画『Mission 2030』の見直しを進めている。

石田 郁雄(デンカ 代表取締役社長 兼 社長執行役員)
化学肥料の国産化からスタート
社会に有益なものの生産を続ける
第一次世界大戦勃発直後の1915年。それまで輸入に頼っていた化学肥料の石灰窒素を国産化するべく、カーバイド及び石灰窒素の製造販売を目的に創業したデンカ。設立当初から、「ものづくりを通して社会に貢献する」をモットーに果敢に新しい事業に挑戦し続け、現在では、電子材料から合成ゴム、合成樹脂、そしてワクチンや検査試薬などの医療分野まで、幅広い事業を展開している。
ヘルスケア事業では、インフルエンザワクチンや感染症検査キットなどを製造している。
写真は新型コロナ・インフルエンザ同時検査用迅速診断キット
「環境の変化にしなやかに対応しながら、社会に有益なものを生み出し続けていく。これが、110年続く当社グループの歴史そのものであり、我々のDNAであると考えています」と同社社長の石田郁雄氏は説明する。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り83%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。