脱炭素社会への要請はチャンス 八洲電機の成長戦略

八洲電機は、電機制御、電源、空調の3つのコア技術を活かし、国内の製造業や鉄道会社などに多様なエンジニアリングソリューションを提供している。社会の強い要請がある脱炭素化への貢献を目指し、また人手不足に対する顧客の課題解決策を提示することで、事業の拡大を目指していく。

 

清宮 茂樹(八洲電機株式会社 代表取締役 社長
兼 グループCOO)

日立の特約店から発展
3つのコア技術で事業を展開

八洲電機は戦後間もない1946年8月に、日立製作所の特約店である「八洲電機商会」として創業した。「最初は小さなモーターの販売から始め、その後は日立製作所と共に成長しました。その関係で、日本の高度成長を支えた大規模製造業がお客様となり、長年にわたる取引は現在も続いています」と、代表取締役社長兼グループCOOの清宮茂樹氏は説明する。

約15年前にエンジニアリング企業に舵を切り、現在は八洲ブランドである「電機制御システム」「電源システム」「空調システム」の3つのコア技術を活かしたソリューションエンジニアリングで顧客の多様なニーズに応えている。主な顧客ごとに、鉄鋼・エネルギー・化学等の「プラントエンジニアリング」、医薬品・精密機器・建設・公共事業等の「インフラシステム」、鉄道業界の「交通システム」という3つのビジネスユニットに分かれている。

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