プレス業に始まり品目の幅を拡大 試行を重ね、選ばれる物流企業に

創業から半世紀、プレス業から物流企業へと業態を発展させた千葉県の床枝衣料工業。土地・建物・人材をすべて自前で揃えて経営基盤を固め、薬機法対応倉庫や危険物倉庫など特殊な機能を備えた施設を次々と整備する。人と倉庫の「掛け算」で独自の領域を切り拓く同社の成長戦略に迫る。

床枝 啓太郎(床枝衣料工業 代表取締役)

プレス業から物流企業へ
現場の覚悟が開いた成長への扉

様々な困難に直面する日本の物流だが、社会課題は企業にとってチャンスでもある。千葉県茂原市に本社を置く床枝衣料工業は、顧客の商品の入出荷、検品や返品対応などを行う物流会社。ここ数年で倉庫・人材に積極的に投資をし、事業の幅を広げている。

1973年の設立から半世紀を超える歴史を持つ同社だが、創業時はアパレル産業のサプライチェーンの一端を担っていた。工場で仕上がった新品の衣料にプレスをかけて納品する「プレス業」を営んでいたのだ。この業態では、メーカーから預かった服を保管する場所があれば、さらに多くのプレス作業がこなせる。そこで約40年前、工場の向かいに保管倉庫を建設、これが物流事業の原型となった。1995年には茂原市に、ハンガーにかけた衣料品専用の第一物流センターをオープン、プレスした衣服を保管・出荷する体制を整え、アパレル物流業に本格参入した。

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