コムチュア 人材投資を強化 ベンダー連携やM&Aで目指す成長
創業以来、独立系システムインテグレーター(SIer)として成長してきたコムチュア。特定の技術や顧客基盤に依存せず、幅広い業界へ最先端のITソリューションを提供する姿勢が同社の強みだ。社会のデジタル化が進む中で、人材育成やM&Aへの積極的な投資を柱に、持続的な成長を目指している。

澤田 千尋(コムチュア 代表取締役 社長執行役員)
完全独立系SIerの強みを活かし
常に最先端にチャレンジ
コムチュアが創業した1985年は、オフィスや家庭にコンピューターが普及し始めた時期だった。時流を捉えて数多くのIT企業が立ち上がったが、現在残っているのは3000社に1社と言われる。そうした中コムチュアは、情報サービスを営む会社として、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショックなどの苦しい時代をのり越え、創業以来、年平均15%の成長を続けてきた。特に近年は順調で、この10年で売上は約4.5倍。東証プライムに上場している。ITシステムの開発や運用を担う企業は、大手の事業会社を親会社として持つ会社が多い。これに対しコムチュアは完全独立系というのが大きな特徴となっている。
「特定の業種や業態に特化せず、常に新しい技術やソリューションを提案できることが、当社の強みです」と、同社社長の澤田千尋氏は説明する。
製造業から金融業、流通・サービス業まで、顧客の幅は広く、総取引数は1300社を超える。2032年には売上高1000億円を超える企業となることを目標に挑戦する同社では、その最初のステップとして2025年から3年間の中期経営計画で500億円企業を目指す。
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