2019年11月号
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地域特集 青森県

若年層流出対策が急務 青森県に求められる高度専門人材の活躍

嶋田 淑之(ジャーナリスト、産業能率大学兼任教員)

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昭和期に「集団就職」「出稼ぎ」のイメージが強かった青森県は、今や食・ヘルスケア・観光で屈指の強みを構築するに至っている。その一方、留まる所を知らない「若年層の県外流出」はその強みを減殺しかねない脅威だ。若い世代の県内就職モチベーションを高めるにはどうしたらよいのだろうか?

岩木山(津軽富士)は、山岳信仰の対象であるとともに重要な観光資源だ

2005年公開の映画「Always三丁目の夕日」は、高度成長期の日本において、堀北真希さん演じる六子が、「集団就職専用列車」で故郷・青森県を後に東京・上野駅に降り立ち、都内のバイク屋に就職するところから始まる。

かつての青森県は、「金の卵」と呼ばれた若者たちの「集団就職」と、農閑期の「出稼ぎ」労働のイメージが強かった。しかし、時代は流れ状況は変容した。同県は今、力強い成長の道を歩もうとしている。

躍進する「食・ヘルスケア・観光」

全国的に農業産出額が停滞する中、青森県では「攻めの農林水産業」施策を通じて農業産出額は伸び続けており、同施策以前の2002年を基準にした伸び率では2年連続で全国1位になっている。また、就業人口の高齢化が全国で問題になっているが、同県は北海道に次いで2番目に若い。りんごを筆頭に収穫量全国1位の産品は数多い。

水産業も同様に生産量を増やしており、ホタテガイをはじめ漁獲量1位の水産物は多い。また「大間のまぐろ」は人気の高級ブランドである。

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