2018年5月号
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地域特集 神奈川県

徐々に「老いる」神奈川県 健康産業・観光業にイノベーションを

嶋田 淑之(ジャーナリスト、産業能率大学兼任教員)

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東京に次ぐ第2の人口規模を誇り、日本経済の屋台骨でもある神奈川県。しかし足元では県西部や三浦半島での人口減少など、さまざまな課題が露呈している。観光産業や未病産業の育成において、より一層の努力が求められている。

都会的なイメージの強い神奈川県だが、県西部の少子高齢化や、既存産業及びインフラの「老い」は深刻だ(横浜市みなとみらい地区の街並み)

逗子、葉山、鎌倉、湘南…そのハイソで垢抜けたイメージは、戦後、人々の憧れの対象であり続けた。石原裕次郎、加山雄三、サザンオールスターズなどの映画や歌を通じて、そのイメージはより強化されていったと言えるだろう。横浜もまた異国情緒漂う港町として「伊勢佐木町ブルース 」(青江三奈)、「ブルー・ライト・ヨコハマ 」(いしだあゆみ)、「よこはま・たそがれ 」(五木ひろし)など多くの歌謡曲に歌われてきた。

“ブランドイメージ”の高さこそ神奈川県の特長と言って過言ではあるまい。そこに住む“根っからの神奈川県民”もまた、東京に媚びないプライドと強い地元愛、そして進取の気性にあふれていることで知られる。

一方、都内臨海部から川崎・横浜へと広がる京浜工業地帯は、日本最大の工業地帯として「高度経済成長」を支えた存在である。その担い手は東北をはじめとする貧しい農村部から集団就職で上京し町工場や商店に入っていった年若き中卒者たち(=“金の卵”)であった。

東京に隣接し、東京の拡大発展と軌を一にするように成長し続け、日本の経済・社会・文化を支えてきた神奈川県であるが、今、曲がり角に差し掛かりつつある。

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