2017年10月号
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地域特集 京都府

京都府の「南北問題」、解決の糸口 オプショナルツアーで北部へ

嶋田 淑之(ジャーナリスト、産業能率大学兼任教員)

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京都府をめぐる最大の課題は、「南北問題」の克服。京都市・宇治市を中心とする南部エリアと零細市町村ばかりの中・北部エリアとの間に、人口の偏在、経済活動の格差による深刻な不均衡が顕在化している。課題克服は果たして可能か?

南丹市美山町の「かやぶきの里」。“日本の原風景”として、台湾・香港人からの人気も高い Photo by Kansai explorer

中・北部は、地域資源の宝庫

過疎化や高齢化が進む中・北部地域は、実は、地域資源の豊かさという点において非常に傑出している。

まず、日本海に面した丹後半島の伊根町は伝統の「舟屋」で有名だ。同じく京丹後市は「間人ガニ」の名産地として知られ、100歳以上の人が60人もいる日本でも稀有な“長寿の街”である。

また、半島の付け根の宮津市は「日本三景」の一つ「天橋立」であまりに有名。与謝野町は、京丹後市や宮津市とともに、伝統の「丹後ちりめん」で知られ、“日本最大の絹織物産地”を形成している。

一方、内陸部の福知山市は、市内の大江山に「酒呑童子」が住んでいたとされ、「鬼伝説」で有名だ。その南の京丹波町は、ブランド力を有する農産品や加工品の宝庫である。「丹波マツタケ」「丹波黒豆(特に和知黒は高級ブランド)」、「丹波栗」、「丹波牛」、「丹波ワイン」などは全国的な知名度がある。

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