2017年9月号
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20代起業家の構想力

シリアルアントレプレナーが20代に考えていたこと

杉本 哲哉(グライダーアソシエイツ社長)

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リクルートを経て、インターネット調査会社のマクロミルを起業し、同社を上場。近年はグライダーアソシエイツ社長として、キュレーションメディア事業に力を注ぐ。数々の新事業を立ち上げ、成功させてきた杉本社長が、起業家に求められる要件を語る。
聞き手:田中里沙(事業構想大学院大学 学長/宣伝会議 取締役)

杉本 哲哉(グライダーアソシエイツ社長)

――学生時代、起業を見据えた活動はされていたのですか。

杉本 学生の頃から起業を考えていたわけではありませんでした。

大学では英字新聞「The WASEDA Guardian(ザ・ワセダ・ガーディアン)」を発行するサークルの幹事長をしていました。

サークルには100人くらいのメンバーがいて、グライダーアソシエイツの社員数の倍以上。実は、会社よりも大学のサークルの運営のほうが難しいところがある。それは、お金や雇用契約で縛ることができず、義務も曖昧。他のサークルとの兼部や、バイトで忙しい人もいる。

そうした中で、メンバーをどのように動機付けしていくか。私は毎週の会議の際、自分たちの活動の意義や魅力を伝える短い文章を書いて、それを全員にコピーして配りました。そして、5分くらいで目を通してもらった後、特に感想を聞くわけでもなく、会議を始めていました。

私が幹事長の1年間、辛いこともありましたが、その経験を通して自分は組織をつくったり成長させたりすることが性に合っていると感じました。

自ら手を挙げ、財務を経験

――リクルートへの入社を決めた理由は、何だったのですか。

杉本 就活の頃は、編集やジャーナリズムの仕事に就きたいと考えていて、出版社に関心がありました。その中でリクルートの採用試験を受けた際、「起業した人を取材するのではなく、自分で事業を起こしたほうが面白いんじゃないか?」と言われ、入社を決めました。

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