2017年7月号
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地域×デザイン まちを編みなおすプロジェクト

高架下を「メディア」化 コミュニティステーション東小金井

矢島 進二(日本デザイン振興会)

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JR中央線の高架下の遊休地に新たな価値を創出し、2016年度グッドデザイン特別賞「地域づくり」を受賞した「コミュニティステーション東小金井」。小売業全体が大きく変容する中、街と人をつなぐ“メディアとしての場”をデザインした。

「コミュニティステーション東小金井」はJR中央線の東小金井駅から高架に沿って200mほどに位置する場所。セットバックした店舗と白いフレームとの間の共有空間が特徴

籾山真人代表率いるリライトは①コミュニティデザイン、②コンテンツ・メディア制作、③建築の企画・設計、④都市空間プロデュース、⑤グループ向けシェアードサービス、といった5つの独立した会社が相互に有機的に繋がり、仕掛けからコンテンツ、建物、空間まで全てを「メディア」として捉え、街づくりを統合的に手がける新しいタイプのクリエイティブカンパニーである。代表的な事業実績に、「あおぞらガーデン」(地域連携)、「六本木未来会議」(エリアブランディング)、「アーツ千代田3331」(リノベーション設計監理)などがある。

今回紹介する「コミュニティステーション東小金井」は、中央線の沿線価値向上を目指し、JR東日本などが2012年にスタートした「ののわプロジェクト」から生まれた商業施設(2014年10月オープン)。同社はプロジェクトの構想立案から深く関わり、施設の建築・設計だけでなく施設のコンセプト立案、リーシング、運営に至るまで総合的に参画している。

2010年以降、首都圏の鉄道事業者は、御徒町や神田万世橋、中目黒などでユニークな手法による高架下開発を手がけているが、いずれも高い賃料が期待できる都心部にある。一方、東小金井駅周辺は住宅地で、新宿から立川間では西国分寺に次いで乗降客が少ない。中央線連続立体交差事業によってうまれた高架下部は、都心のような不動産収入は望めず、新しい事業モデルの構築が求められた。

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