日本最古の温泉から発信 「湯道具」のリデザインプロジェクト

道後温泉からスタートした、湯道具のデザインプロジェクト『YUIRO』。5人のデザイナーと地域の伝統工芸職人らがコラボレーションして開発された、多彩な商品が話題だ。

湯切りをするときに逆さまに置くと富士山が現れる『富士桶』

使い捨てや樹脂製のバスグッズが溢れる時代に、『YUIRO』は伝統技術や自然素材にこだわって開発された

『YUIRO』の商品開発には、伊予竹工芸や菊間瓦など愛媛県の伝統工芸職人が関わっている

日本最古の湯と言われる道後温泉から、「これからの日本の湯道具をつくる」をコンセプトに始まった『YUIRO』。日本の温泉文化とともに独自に発展してきた風呂桶や湯衣、洗面道具などの湯道具を、現代のニーズに合わせて再デザインし、発信するプロジェクトだ。愛媛県松山市に本社を置く地域商社エイトワングループのin-spirit(インスピリット)がブランドを運営し、様々なデザイナーと愛媛県内の伝統工芸職人やメーカーが共同で商品を開発。生活雑貨店の棚に並ぶバスグッズとは一味違うYUIROの湯道具は、日本人はもちろん、外国人観光客にも注目されている。

湯道具文化を次代に伝える

YUIROの発案者である渡部真史氏(roca branding)は愛媛県出身のデザイナーで、現在は東京で照明器具などのデザインに携わっている。2014年に帰郷したとき、偶然、エイトワングループの大籔崇代表取締役と知り合ったことが、すべての始まりだった。

エイトワンは旅館経営から小売業まで、愛媛の地域資源を活かした様々な事業を手掛ける、いわば地域資源の総合商社。今治タオルの専門店『伊織』、砥部焼食器ブランドの『白青』、道後温泉旅館『道後夢蔵』『道後やや』、愛媛みかん加工品ショップ『10(TEN)』などを展開している。

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