新幹線通勤補助、フリーランサー誘致 「移住定住」の最前線

移住定住は、単純な補助金やPRでは成果に結びつかない。地域のポテンシャルを見つめ、いかに周辺地域と差別化するかが重要だ。2つの地域の創意工夫を取り上げる。

 

新潟県湯沢町

全国でも珍しい、新幹線通勤補助制度

新潟県湯沢町は、新幹線駅という資源を活かし、大胆な通勤補助制度を創設

ウィンタースポーツのメッカである湯沢町。本年にはアルペンスキーW杯を誘致

ウィンタースポーツのメッカであり、川端康成の名著『雪国』の舞台にもなった新潟県・湯沢町。同町は8月、上越新幹線を利用して通勤する人に対して、新幹線通勤定期券購入費を毎月最大5万円、10年間補助するという補助制度をスタートした。

湯沢町は観光産業が基盤だが、ピークの1992年に1000万人を超えた観光客数は、現在では433万人に減少している。同時に、町の雇用の受け皿も減り、進学や就職で若者が首都圏などに流出したまま戻らないという課題も浮上している。

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