2014年11月号
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メディア・ベンチャーズ

テレビ東京 「弱小」という「強み」 低予算が生み出す独自色

高橋弘樹(テレビ東京 制作局プロデューサー・ディレクター)

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テレビ離れが叫ばれて久しい。大手テレビ局も視聴率低下に悩んでいる。そうした中、独自路線の企画で快進撃を続けるのが、テレビ東京だ。低予算の制約を逆手に取った番組づくりの秘密と、今後のコンテンツの可能性とは。

高橋氏はディレクターでありながら、自らカメラを携えて撮影現場に行く。その「手作り感」が面白い番組づくりにもつながっている

「あれは日本人独特の判官びいきですよ(笑)。弱小の局ということで、視聴者の方々に愛でていただいてるんです」

今、テレビ東京の番組が注目を集めている現状に水を向けると、同局のプロデューサー・ディレクターの高橋弘樹氏からはこのような言葉が返ってきた。

高橋弘樹 テレビ東京 制作局プロデューサー・ディレクター

高橋氏は『空から日本を見てみよう』、『世界ナゼそこに? 日本人』、『ジョージ・ポットマンの平成史』、『吉木りさに怒られたい』など、数々の異色のバラエティ番組を手がけてきた。氏の著書である『TVディレクターの演出術』には、こうした番組づくりのキーワードは「手作り」であると書かれている。

「手作り」とは、(1)放送作家ではなくディレクターが自分で台本・ナレーションを書く、(2)撮影はカメラマンではなくディレクターが行う、(3)タレントをあまり起用しない、といった制作方式を指す。これらの手法が生まれた理由を、高橋氏は「テレビ東京に金も力もなかった」からだと話す。

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