2014年11月号
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メディア・ベンチャーズ

米国で台頭する「起業ジャーナリズム」 新たなマネタイズに挑戦

茂木 崇(東京工芸大学専任講師)

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「ジャーナリズムの未来は、イノベーションからしか生まれない」。デジタル時代を迎え、多くの報道機関が経営に苦しむ中で、新たなビジネス環境に対応したジャーナリズムの確立を目指す動きが始まっている。

「起業ジャーナリズム・コース」を設置したニューヨーク市立大学。アメリカで最も歴史のある公立大学群の一つ

デジタルの時代を迎え、アナログ時代のビジネスモデルが崩れた報道機関の多くで経営が苦しくなっている。

アナログ時代には、情報の送り手が少なく受け手が多かったのでマス・メディアが成立した。だが、デジタル上では情報の送り手が増えたのにもかかわらず、受け手の持ち時間が1日24時間であるのは変わらない。このため、報道機関の経営を成立させるのは容易なことではない。

新しい成功モデルが必要に

そこで、今の時代に見合ったジャーナリズムを生み出すために、特にアメリカで「起業ジャーナリズム(アントレプレニュリアル・ジャーナリズム)」の動きが盛んになっている。

中でも、ニューヨーク市立大学大学院ジャーナリズム学科は、受講生自らのアイデアをビジネスプランにまで育て上げる教育を施す起業ジャーナリズム・コースを設けている。日本からも現在、朝日新聞社メディアラボの井上未雪氏が同コースに留学中である。

起業ジャーナリズムの取り組みのリーダーで、同学科教授のジェフ・ジャービスは、起業ジャーナリズムをこう定義している。

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