日本の「防災文化」を世界に

国連防災世界会議の仙台開催が正式決定した。東日本大震災を経験した東北での開催は、体験を各国に伝え、世界の防災意識向上に貢献する意義あるものになるはずだ。

主会場となる仙台国際センター
Photo by 663highland

193カ国が集結
世界の防災戦略を策定

第3回国連防災世界会議のロゴマーク

国連防災世界会議とは、今後の世界の防災戦略を策定する国連主催の国際会議のこと。第1回は1994年に横浜で、第2回は2005年に神戸で開催されている。第3回は仙台市で、2015年3月14日から18日の5日間開催される。

193カ国におよぶ国連加盟国の閣僚をはじめ、国際機関代表、NGOなど延べ4万人もの来場者が予想される。3回連続で日本で開催されることからわかるように、防災は日本が世界をリードする分野。それゆえ、ホストシティを務める仙台市の役割は重要だ。

仙台市・国連防災世界会議準備担当課長である柳津英敬氏は、「これだけ多くの人が来仙しますから経済波及効果も期待していますし、市民の防災意識の向上のきっかけにもしていきたいですね。何より震災時にご支援いただきました各国への御礼ができたらと思っています」と会議開催へ向けた想いを語る。

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