バリスタ品質を自動で再現 人手不足のカフェ支援へ三井倉庫ロジが最新マシンを新提案
(※本記事は「食品新聞」に2025年5月31日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

三井倉庫ロジスティクスは3月、顧客ニーズの高度化、また深刻化する人手不足やコスト削減に直面する飲食業界に向けて新たなソリューションを提案すべく、スイスの業務用全自動コーヒーマシンメーカー「FRANKE(フランケ)コーヒーシステムズ」の最新モデル「Mytico(ミティコ)」の発売を開始した。
同製品は、同社の主力であるフルオートエスプレッソマシン「A」シリーズと同様の高性能な内部構造を有し、エスプレッソ抽出に関する専門的な技術や経験がなくとも高品質なエスプレッソを抽出することを可能とする。
特筆すべきは、演出性の高さにある。
「ミティコ」は、マシン操作中の動作や音、デザインにおいて、まるでバリスタが一杯ずつ丁寧に淹れているかのような臨場感を演出できる点が最大の特長。この演出部分が従来の「A」シリーズとは一線を画する点であり、「ミティコ」最大の特徴となる。
取材に応じた奥津忠行営業本部ビジネスソリューション統括テクニカルロジ営業部長は「人手不足と最低賃金が上がり、さらにはコーヒー豆などの原材料価格が高騰する中で、『ミティコ』はオペレーションの効率化とサービス向上を両立させる。導入頂いた店舗様では、スタッフへの教育時間の削減・省人化につながり、かつクオリティの高い商品でサービスも向上し単価アップが図れる」と力を込める。

「ミティコ」のコンセプトは「Beyond Traditional」。
「ミティコ」のマシントップまでの高さは51センチと低めに設計されており、来店客がカウンターなどから「ミティコ」を操作している従業員を眺めるとスタッフの熟練の技が光るように映る。来店客側に伝統や熟練の雰囲気を醸し出す一方で、その内実はオートマシンによる簡単操作となる。
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