山梨銘醸 初の一棟貸し宿泊施設を山梨県北杜市に6月開業
日本酒「七賢」を醸造する山梨銘醸(山梨県北杜市)は2026年5月13日、初の宿泊事業となる一棟貸し施設「宿場esoto(しゅくば えそと)」を北杜市白州町に6月1日に開業すると発表した。創業1750年の同社にとって初の宿泊施設となり、地域経済の活性化と日本の食文化・伝統的な暮らしの美学を国際的に発信することを目的に、訪れる人々と地域をつなぐ新たなビジネスモデルとして位置付ける。
同施設は、明治40年(1907年)頃の建築と伝わる蔵元の分家屋敷を再生したもので、江戸時代に甲州街道の宿場町として栄えた台ケ原宿に位置する。寝室3室を含む全6室の母屋と、別棟の蔵風呂で構成され、最大4名、1日1組限定の一棟貸しとして運営する。料金は1泊2食付き1名7万8000円(税・サービス料別)から。
滞在の中心となるのは、山梨のテロワールを反映した日本酒と地元食材のペアリングによる食体験だ。さらに、酒蔵の歴史や醸造の背景を間近に感じる「EXCLUSIVE SAKE EXPERIENCE」、南アルプス・白州の水源地を訪ねる体験プログラム、別棟の蔵風呂、有料の茶席プログラムなど、五感で土地の文化を味わうコンテンツを揃える。アメニティには地域企業との共創により、発酵技術から生まれたスキンケア「COJIE」を、館内着には「evam eva」を採用した。
施設名の「esoto」は、酒造りで大切にしている「選び抜く・削ぎ落す・研ぎ澄ます」の頭文字に由来する。山梨銘醸代表取締役社長の北原対馬氏は、「『宿場esoto』を通じて、地域の魅力を国内外のゲストと分かち合う拠点を育て、酒蔵が行うまちづくりのロールモデルを目指す」とコメントしている。