循環型波力揚水発電、ゴミ堆肥化等 スタートアップの脱炭素技術

脱炭素化・SDGsの推進に向けて、未開拓の再生可能エネルギー技術や、都市ゴミの効率的な処理などの、社会課題に対応した新しい技術開発が求められている。三菱UFJ&リサーチコンサルティングのアクセラレータ採択企業から2社の技術を紹介する。

日本沿岸の波力エネルギーは36GWのポテンシャルがある(画像はイメージ)

三菱UFJ&リサーチコンサルティングは、スタートアップによる革新的なビジネスの取り組みをサポートし、その立ち上げや事業化のスピードを加速させるアクセラレータプログラム「MURCアクセラレータLEAP OVER」を2017年度から実施している。

第5期は「グリーンテック」「既存産業DX」「ライフ・ワーク改革」をテーマに9社を採択。電機・環境機器・化成品等のメーカーおよび全国19自治体の支援のもと、採択企業に対する支援プログラムを2022年2月から開始し、5月に最終成果発表会を開催した。採択企業の中から、グリーンテック領域のスタートアップ2社の取り組みを紹介する。

波力発電の3つの課題を解決
港や防波堤にも設置可能

グローバルエナジーハーベスト(旧社名:音力発電、神奈川県)は研究開発型スタートアップとして長年エネルギーハーベスティング(環境発電)に取り組んできた。社長の速水浩平氏が慶應義塾大学大学院在籍中(2006年)に設立。人が歩く振動から電力を発生させLEDを点灯させる「発電床」をはじめ、音や振動の力を利用した多数の発電技術・製品を開発している(月刊事業構想2014年5月号参照)。

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