サラヤが目指すゼロエミッション 再エネ船のプロジェクトを支援

2025 年に開かれる大阪・関西万博の「参加型万博」を体現する取り組みの1つが、「TEAM EXPO 2025」。サラヤは、共創パートナーとして、海洋プラスチック問題の解決を支援する。同社社長の更家悠介氏に、活動の背景や思いについて聞いた。

聞き手:小宮信彦(事業構想大学院大学特任教授 電通 ソリューション・デザイン局 2025事業推進グループ統括 チーフ・ビジネス共創ディレクター)

 

更家 悠介(サラヤ 代表取締役社長)

小宮 サラヤは従来から、事業を通じて社会課題の解決に取り組んでこられました。そのお考えについてお聞かせください。

更家 当社の創業は、戦後日本で蔓延した赤痢などの伝染病対策として殺菌成分を配合した薬用石けん液を商品化したことにさかのぼります。現在は衛生、環境、健康の3本柱で事業を展開しています。コアビジネスである衛生事業では、アルコール手指消毒剤やうがい薬、環境事業では環境への負荷が少ない植物系洗剤「ヤシノミシリーズ」、健康事業では、高純度羅漢果エキスを使用したカロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」を商品化するなど、事業を通じて直面する社会課題の解決に取り組みながら事業を発展させてきました。

新感覚の手指消毒ローション「アルソフト」。独自の処方で繰り返し使ってもべたつかない

また、SDGsへの対応を切り口に持続可能性に挑戦する活動も推進しています。マレーシア・ボルネオ島での生物多様性保全活動、ウガンダでの手洗い推進活動支援などが挙げられます。

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