弁護士ドットコム 生成AI活用で実現するリーガルサービスの民主化

無料法律相談や弁護士事務所の検索サービスを提供する「弁護士ドットコム」、電子契約の「クラウドサイン」などの事業を展開する弁護士ドットコム株式会社。創業から20年を迎え、「リーガルブレイン構想」の事業展開がいよいよ本格化する。専門家の知見とAI技術で、世界で活躍する企業になることが目標だ。

元榮 太一郎(弁護士ドットコム代表取締役社長 兼 CEO・弁護士)

コロナ禍でペーパーレス化が加速
クラウドサインの導入先が急増

弁護士ドットコムの代表取締役社長兼CEO・弁護士の元榮太一郎氏は、同社を起業する前はM&Aやファイナンス案件などの企業法務に携わる弁護士だった。司法試験に合格後に入所したアンダーソン・毛利・友常法律事務所では、多くの有名企業を顧客としていた。

「その中で、楽天によるDLJディレクトSFG証券(現・楽天証券)のM&案件に携わった時に、ネットの無限大の可能性と、ベンチャーのダイナミックさを目の当たりにしました。そして、ビジネスの世界で社会にインパクトを残したいと考えるようになりました」と当時を振り返る。

2005年に、オーセンスグループ (現・弁護士ドットコム)を起業。「専門家をもっと身近に」を掲げ、2007年に弁護士検索や法律相談ができるプラットフォーム「弁護士ドットコム」の運営を開始した後、「税理士ドットコム」も開設。2014年には東京証券取引所マザーズに上場(東京証券取引所の市場区分見直しにより現在はグロース市場へ移行)した。さらに2015年には、契約締結から契約書管理までをクラウド上で完結できる電子契約サービス「クラウドサイン」の提供を開始している。

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