持続可能な書店ビジネスを目指す 読書文化復活へ、紀伊國屋書店の挑戦

2027年で創業から100周年を迎える紀伊國屋書店。国内に69店舗、海外は42店舗にまで成長してきた。本を読む人が減る中、不況と言われる書店業界において、2023年は過去最高益を達成した同社。100周年を前に新宿本店の改装も終えたところだ。持続可能な書店のビジネスモデルを目指す同社の挑戦を聞く。

藤則 幸男 紀伊國屋書店 代表取締役社長

新宿の文化拠点から世界へ
3つの柱で過去最高売上・利益

紀伊國屋書店は、2027年の創業100周年を目前に控え、国内69店舗、海外42店舗(2024年1月時点)を構える書店のリーディングカンパニーだ。日本国内で出版不況や若者の読書離れが進む中、2023年11月末に発表した129期決算では、連結で過去最高売上・利益を達成したと報告している。

「長い歴史のなかで、紀伊國屋書店の大きな転換点は3つあります」と社長の藤則幸男氏は紹介する。

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