各地で降雪量の記録更新 この冬も相次ぐ雪の被害、経験を備えに

2021年末から2022年2月にかけて、日本上空に強い寒気が複数回入り、北日本や日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われた。まず2021年12月26日から27日にかけて、強い冬型の気圧配置のため、日本海側を中心に大雪が降った。27日には、24時間降雪量が滋賀県彦根で68センチ、兵庫県和田山で71センチを記録し、観測史上1位の値を更新した。

国土交通大臣の斉藤鉄夫氏は、2月8日の会見で、今シーズンの大雪への対策として「当初から確保している予算の追加配分を行うことに加え、臨時特例措置などの更なる支援の必要性の検討に向けて、自治体に対し、降雪状況や除雪費用の執行状況等の聞き取りを開始する」と話している。聞き取りの結果を踏まえ、3月をめどに当初から確保している予算の追加配分を行うという。

首都圏では雪対策のない
大型車の立ち往生を警戒

2022年に入ってからは、東京都心部でも雪が降り、人流や物流に影響が出た。正月休み明けの1月6日には、東京23区に4年ぶりの大雪警報が発令され、都心部では10センチの積雪を観測した。同日、雪に不慣れなドライバーと、雪への対策をしていない自動車の組み合わせで交通事故が急増。首都高速道路・台場線上りのレインボーブリッジでは軽トラックが横転する事故が発生し、通行止めとなった。首都高速ではほかの場所でも、雪による事故や通行止め、入り口の閉鎖が相次いだ。

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