大豊工業 自動車部品からの事業拡大 技術を展開し地球と社会に貢献

愛知県豊田市に本社を置く自動車部品メーカー、大豊工業は、既存の自動車関連部品の競争力を高めてシェア拡大を図ると共に、そこで培った技術を自動車以外の領域にも応用し、新事業や製品を生み出すことに挑戦する。製造業の環境負荷低減からの、持続可能な社会の実現も目指していく。

新美 俊生(大豊工業 代表取締役社長 社長執行役員)

トライボロジーをコア技術に
自動車部品を開発・生産

大豊工業は1944年、西尾精機から社名を変更し、事業工場をトヨタ自動車本社付近に移転したことでスタートした。以降、自動車の「摩擦・摩耗」に関する幅広い技術を蓄積し、「トライボロジー(摩擦工学)のスペシャリスト」として成長。すべり軸受を中心とする、自動車部品を開発・生産してきた。

「私たちの事業は、すべり軸受、アルミダイカスト製品、システム製品など、駆動系やエンジンに使われる自動車部品を提供するB to B事業です。最終商品として、これらを意識したビジネスを長年続けてきたため、なかなか他の製品や新分野に目が行かなかった面がありました。しかし、近年は私たちの技術を活かして、他にどのような最終製品を作れるかを考え、新規事業を模索しています」。

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