創業400年に向けて サステナビリティ経営で評価される企業に

森六グループは、化学商社と自動車用樹脂部品メーカーという2つの顔を持つ。脱炭素社会の実現や自動車のEVシフトという大きな潮流を機会に、事業の拡大を目指す。環境課題解決への貢献に向けて、工場での再エネ利用率拡大やバイオ由来プラスチック開発に取り組んでいる。

栗田 尚(森六ホールディングス 代表取締役社長執行役員)

まもなく創業360年を迎える森六の歴史は、1663年に創業者・森安兵衛が阿波国(現在の徳島県)で始めた藍玉と肥料の商いにさかのぼる。その後はインド藍や人造藍の輸入を経て、1909年に合成染料の取り扱いを開始、近代化学産業に進出した。

樹脂成形部品メーカーと
商社の事業で相乗効果

戦後の大きな転機は1958年。本田技研工業(ホンダ)の二輪車「スーパーカブ」でポリエチレンのフェンダー(泥除け)が採用され、樹脂加工事業も立ち上げた。さらに1986年には、ホンダの米国進出に伴い、米オハイオ州に初の海外工場を建設。その後はホンダと共に、海外拠点を増やしてきた。2017年には、東証1部上場も果たした。

「現在は化学商社と自動車用樹脂部品の2つのビジネスで相乗効果が出るよう、事業を展開しています。長年にわたって事業を継続させるためには、常に新しいことに関心を持ち、事業を生み出していくことが大切です。そのためには経営層だけでなく、従業員にもそのような環境を作ることが必要です。ここ数年は、従業員が『この会社に入って良かった』と思い、誇りを持てるようにするための改革も進めています」。森六ホールディングス代表取締役社長執行役員の栗田尚氏は、こう語る。

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