オカムラの事業戦略と需要創出への取り組み 人が活きる環境づくりで社会に貢献
オフィス家具大手のオカムラは、「豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションに事業を展開。現在は中期経営計画の下、「新たな需要の創出」を目指し、時代の流れを捉えて提案力と製品力を磨き、「需要創出型企業」への変革を加速させている。
オフィス環境や商環境などで
デザインを重視したビジネス展開
オカムラは、1945年に横浜市磯子区岡村町で「協同の工業・岡村製作所」として設立された。戦時中、軍用機の製造に従事していた技術者らが、資金や技術、労働力を提供し合って設立した。その後は生活用品や駐留米軍向けの家具、自動車の製造などを経て、現在の主力事業であるオフィス家具や店舗用什器を手掛け、業界を代表する企業となっている。
「1950年代に自動車を製造していた頃に入社したデザイナーはその後、家具のデザイナーになりました。現在も社内には多くのデザイナーがいて、デザインオリエンテッドが1つのポリシーです。また、『世界で戦える一流の製品を作りたい』という精神で創業し、『よい品は結局おトクです』をモットーに質の高い製品やサービスを提供してきました」。
同社社長の中村雅行氏は、こう語る。家具の製造では構想段階で徹底的な調査・研究を行って企画を立案し、デザインや品質にこだわるモノづくりを大切にしている。デザインポリシーでは「クオリティデザイン・エコデザイン・ユニバーサルデザイン」の3つを重視。持続的で多様な人を想定した上質なデザインを追求し、国内外で多くのデザインアワードを受賞している。
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