長寿命化と止めない技術で 世の中のエネルギーロスをなくす

1918年の創業以来、軸受(ベアリング)を主力に、自動車をはじめ航空機、鉄道車両、工作機械など、あらゆる機械の回転を支えてきたNTN。2026年を最終年度とする中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalのもと、持続可能な未来の実現に貢献する新商品、新技術の開発に力を入れる。

鵜飼 英一(NTN代表執行役 執行役社長 CEO)

「『なめらかな社会』の実現」をビジョンとして掲げ、サステナブルな未来の創出への貢献を目指すNTN。同社社長の鵜飼英一氏は、「創業から100年を超える企業として、世界のあらゆる回転する機構を支える商品や技術を開発し、エネルギーロスを極限まで減らすことを、日々、極めていくのが使命と考えています」と話す。

サステナブルを同社の言葉に置き換えると、「長寿命」と「止めない技術」となる、と同氏はいう。「より長く使える商品を開発する。そして、設備を止めずに使い続けていただく。この2つが、サステナブルな社会を達成するための我々の大きなミッションです」。

例えば、工作機械では、高速回転に対応したグリース潤滑軸受の実現へ向けた研究開発を進める。従来、高速で回転する工作機械の主軸の潤滑方法には、エアオイル潤滑が適しているとされてきた。しかし、エアー圧力を使うこの方法は電力消費が大きい。カーボンニュートラルへの対応が重視される中、エアー圧力を使わず軸受内にグリースを封入するだけのグリース潤滑を求める声が高まっていた。そこで同社では、高速回転に対応するグリース潤滑軸受を開発するべく研究を重ね、2024年10月に、業界最高水準の高速回転性能を持つグリース潤滑軸受用の新たな成形樹脂保持器を発表した。

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