ソーシャルコワーキングで 人生が面白くなる出会いを結ぶ

大きな転機には、思いもよらない出会いがあるもの。全国に展開するコワーキング施設を接点に、人と人、人と企業、人と地域を結ぶATOMica。場づくりから、各種プログラム企画・運営、プラットフォーム事業へと事業の幅を拡大する。共同経営責任者の嶋田瑞生氏と南原一輝氏に、同社の目指す姿を聞く。

ATOMica代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生氏（右）、南原一輝氏（左）

挑戦を可能にする
面白い関係性を全国に増やす

宮崎県宮崎市に本社を構えるATOMica。同社の手がける事業の全ては、ミッションである「頼り頼られる関係性を増やす。」に通じる。

代表取締役Co-CEOの嶋田氏と南原氏の共通点は両者とも学生起業家として活動した経験を持つこと。

「地元の先輩経営者や支援者の方に可愛がってもらった原体験がすごく強く残っています。『この人と会わなかったら、こんなことできなかったな』という体験が2人の共通点。自分の制約や制限を取っ払って、出来なかったことを可能にしていくれる。そんな面白い関係性を日本全国に増やしていきたいというのが、ATOMica設立の出発点です」（嶋田氏）。

同社のビジネスのベースは、既に全国37カ所に展開するコワーキング施設の企画・運営。2019年の創業当初は、場所を借りてのコワーキングモデルからスタート。そこで得たノウハウ、アセット、ネットワークを活用し受託運営のモデルに切り替え、2022年から積極的に規模を拡大した。現在は地域企業、不動産事業者・不動産デベロッパー、地方自治体、学校機関など、日本全国の多種多様なパートナーとの共創型の拠点運営を行っている。