千年続く伝統芸「猿まわし」 歌舞伎の如く発展を目指す

1000年の歴史がありながら、途絶えてしまった猿まわし芸。その復活の立役者であり、伝統芸能の継承者である、村崎太郎。現在も人気猿まわし師であるのはもちろんだが、猿まわし芸の発展に奔走するプロデューサーであり、会社を運営する事業家であり、そして、マイノリティの問題などに取り組む活動家の顔も持つ。そのマルチな活躍の原動力に迫る。

文・油井なおみ

 

村崎 太郎(猿まわし師)

17歳の少年が選んだのは“安定”
ではなく“パイオニア”への道

村崎太郎が「猿まわし芸」の最初の継承者として立ち上がったのは17歳のこと。当時、山口県光市の市会議員だった父が途絶えていた地域の伝統芸能、猿まわし芸を復活させるべく、『周防猿まわしの会』を結成したのだ。

「通っていた高校はいわゆる進学校。当然、自分も大学に進学するつもりで勉強していました。音楽もやっていて、すでにプロのバンドに入ることも決まっていたので、大学に行きながら、音楽の道に進もうと考えていたんです。ところが、父から突然、『やってみないか』と声をかけられたんです」

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