車いすラグビー初の女性代表選手 倉橋香衣のしなやかな生き方
2020東京パラリンピックで車いすラグビーは見事、銅メダルを獲得。その勝利に貢献した倉橋香衣。日本代表に女子選手がメンバー入りしたのは、倉橋が初めてのこと。『マーダーボール(殺人球技)』とも呼ばれ、パラスポーツで最も激しいといわれる車いすラグビーで、常に笑顔を忘れず活躍し、ファン層を広げた倉橋。その強くしなやかな素顔に迫る。
文・油井なおみ
できないことができ知らないことを
知る経験が楽しく世界が広げた
バスケットボールサイズのコートで、1チーム4名、計8機の車いすが激しくぶつかり合い、互いのゴールを目指してボールを奪い合う。男女混合チームで戦う競技だが、日本で活躍する女子選手はまだ少ない。
そんな車いすラグビーで、女性で初めて日本代表に選ばれ、東京パラリンピックでローポインター(守備的な選手)として活躍した倉橋香衣。試合展開を的確に先読みすることで敵チームの動きを抑え、自分よりはるかに大きな選手にも果敢にぶつかっていくプレイでメダル獲得に寄与。そして、どんな場面でも常に見せる明るい笑顔で、勝利のみならず、競技自体への注目度アップにも貢献した。
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