高島の成長戦略と人財育成 価値創造でサステナ社会に貢献
建材、産業資材、電子・デバイスの専門商社、高島は、省エネ化や省力化のソリューションを戦略領域と位置づけ、「サステナの先進商社」として、事業を通じて社会に貢献することを目指している。社内では、それらの事業を牽引する「キャリア型人財」の育成にも取り組んでいる。

高島 幸一(高島 代表取締役社長)
様々な事業をグループで
展開する「多角的専門商社」
高島は1915年に産業用繊維の卸業で創業し、2025年には110周年を迎える。この間、建設資材やエネルギー、産業資材、電子部品などにもビジネスを拡大。現在はこれらの事業をグループで展開する「多角的専門商社」で、事業領域は建材、産業資材、電子・デバイスの3つに分類される。
「創業以降、40~50年は繊維分野で専門性を高めました。最初は麻や綿といった天然繊維を扱っていましたが、時代の変化と共に化学繊維に移行しました。その後、化学の領域で色々な用途開発をすればビジネスチャンスがあると考え、脱・繊維を実現すべく様々な領域に進出しました」。
高島代表取締役社長の高島幸一氏は、こう語る。繊維分野での高い専門性に加え、早い時期から全国的な代理店のネットワークを持っていたことも高島の強みになっていた。このため、新たな領域に挑戦する化学繊維メーカーから声がかかることが多く、一緒に新しい分野での挑戦を続けてきた。そしてそれまでとは異なる建築の省力化工法や、高付加価値な建材なども取り扱うようになった。
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