2021年7月号
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環境企業が狙う世界展開

様々な水の需要に応えるオルガノ 水処理技術で海外展開を強化

内倉 昌樹(オルガノ 代表取締役社長)

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地球表面の71%を覆う水。しかし、人類がアクセス可能な地表の淡水は、全水量の0.01%にすぎない。創業から75年、オルガノはこれまで、必要な水を最適な場所へ届けることで、人間のあらゆる活動を支えてきた。水処理の総合エンジニアリング企業としての今と未来を、内倉昌樹社長に聞いた。

内倉 昌樹(オルガノ 代表取締役社長)

1946年、小型純水装置(無熱蒸留水製造装置)を開発し創業したオルガノ。以来、「水で培った先端技術を駆使して、未来をつくる産業と社会基盤の発展に貢献する」を理念に、産業や生活に要求される水のニーズに応え、技術や装置を開発してきた。

水処理と分離精製がコア技術

オルガノのコアバリューである水処理技術は、目的に合わせて純度を調整した水をつくるものだ。例えば飲用の水であれば、ミネラル分を含んでいても衛生上問題のないレベルまで浄化すればよい。純水は、水に含まれる微量の不純物を除去した水で、化学実験器具や工業用機器の洗浄などに幅広く用いられる。半導体の製造には、さらに純度を上げた超純水を用いる。

同社社長の内倉昌樹氏は「飲み水や産業用水向けの水処理設備から、医薬品や半導体などに向けた高度な超純水設備まで、さまざまな用途に最適な水を、最適な規模、コストで提供するのが、水処理技術です」と説明する。

一方、水から異物を取り除く技術を開発する中で、「ものを分ける技術」、つまり不純物を多く含む状態から、目的物質だけを効率的に取り出す分離精製の技術も磨き上げてきた。

「長い歴史のなかで築いてきた水処理と分離精製の技術。これが、オルガノの企業価値だと言えます」。

飲用水から上下水、産業用水、薬、科学、電子産業と、人類の活動でオルガノが関与していない部分は、ほぼない。コンビニのドリップコーヒーが美味しくなった一因は、オルガノの水を作る技術が入っているからだ。

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