荏原製作所 創業の精神「熱と誠」で、社会の課題に向き合う

創業以来、水・空気・環境分野で優れた技術と最良のサービスを提供してきた荏原製作所。広く社会に貢献するという企業理念で、時代ごとの社会課題を解決してきた。昨年3月から代表執行役社長を務める浅見正男氏に、同社の強みと今後の展望を聞いた。

浅見 正男(荏原製作所 取締役代表執行役社長)

大学発ベンチャーに宿る
「熱と誠」の精神

荏原製作所の始まりは、創業者の畠山一清氏が、井口在屋博士の「ゐのくち式渦巻きポンプ」を世に広めたことだった。井口博士は、畠山氏が通った東京帝国大学の恩師。畠山氏は恩師の発明を応用して実用化にこぎつけ、水道用ポンプの国産化、災害に備えた水インフラの整備、水道の浄水装置の国産化などに取り組んできた。

「今でいう大学発のベンチャーから始まった会社です」と浅見社長。

「畠山が創業の精神に掲げたのが『熱と誠』です。そこに込められたのは、与えられた仕事をただこなすのではなく、自ら創意工夫する熱意で取り組み、誠心誠意これをやり遂げる心をもって仕事をすること。それは1912年の創業以来、脈々と受け継がれています」

同社の事業の3本柱は、風水力事業、環境プラント事業、精密・電子事業。中でも「水道の蛇口をひねれば、3つのうち1つは荏原のポンプが使われている」と浅見社長が言うように、国内シェアのトップを占めるポンプ事業を含む風水力事業は同社の屋台骨だ。

横芝揚水機場(千葉県)のポンプ室

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