アンリツの成長戦略と人材育成 「はかる」を超えて価値を提供

1895年創業のアンリツは、ICTが不可欠になった社会を支える、通信計測器に強みを持つメーカーだ。「はかる」技術をコアコンピタンスとし、情報通信の発展のほか、食品や医薬品の安全・安心を支えてきた。4つの社内カンパニーと先端技術研究所の成長を通じ、2030年度に2000億円企業を目指す。

濱田 宏一(アンリツ 代表取締役 社長 グループCEO)

2020年に創業125年を迎えたアンリツは、情報通信の最先端技術を追求するパイオニアとして歴史を歩んできた。そのコアコンピタンスは計測技術。情報通信ネットワークのほか、食品や医薬品の安全・安心を「はかる」技術で支えている。

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「『はかる』とは何か基準を作り、それに対してどの程度ずれているかを測定することです。例えば、携帯電話なら、電波の強弱やどの周波数帯の電波を使っているかという部分で『はかる』ことが必要になります。食品では重さのほか、X線を使って異物が混入していないかを調べる機器も取り扱っています。『はかる』ことは、私たちのコアコンピタンスなのです」。

アンリツの計測機器は先端製品の開発に用いられている。写真は、5G端末の規格適合について検査するソリューション。世界中の周波数帯や通信規格に適合しているか評価することができる。

代表取締役社長 グループCEO、濱田宏一氏は、こう語る。計測技術が必要とされるのは、精密な結果が要求される局面だ。人命に関わることや、業務・サービスに必要不可欠で「ミッションクリティカル」なもの、重要性から規格が定められているものがある。このため、新規事業を開拓する際は、特にこれらの点に注目する。

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