2019年8月号
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地域特集 大分県

大分発、サブスクで世界を変える 地方の若者のロールモデルに

鶴岡 英明(イジゲン 代表取締役CEO)

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顧客との新しい関係を構築するサービスとして注目されるサブスクリプション・ビジネス。大分市に本社を置くイジゲンは、どんな店舗でも定額サービスを提供できるシステムを構築した。大分発のスタートアップとして、地方の若者に目標を与える存在となることを目指す。

企業、店舗に生まれる
大きなメリット

月額定額制(サブスクリプション)ビジネスの大きなメリットの1つが、企業や店舗にとって、月々の固定した売り上げが確保できることである。

「しかし、中小規模の企業や店舗にとって、サブスクリプションを導入するまでの技術的な問題や、システムの初期費用が高すぎるという課題があります。それらを解消するサービスが、当社が開発した『Always』です」と、鶴岡英明代表取締役CEOは切り出した。

鶴岡 英明 イジゲン 代表取締役CEO

Alwaysには3つの側面がある。まずはBtoCで、企業や店舗がエンドユーザーである消費者に定額制サービスを提示し、販売するショッピングモールである。例えば、これまで生徒が回数券で利用していた習い事教室がAlwaysを導入。回数券がなくなるタイミングで解約するケースが減り、しっかりとマネタイズができるようになった。また、ある青果店では、月定額4000円で、月に何度行っても野菜が詰め放題というサービスを開始した。規格外の野菜を活用するもので、社会問題になっているフードロス対策にもAlwaysが活用できることを示した。

Alwaysは様々な事業者のサブスクリプションサービスを集めたECプラットフォーム。サービス開始は2019年4月

「Alwaysを利用する企業や店舗は、プランによって、無料から最大2980円の利用料金を払います。定額サービスを利用するエンドユーザーからの支払いはイジゲンに入り、5%の出金手数料が引かれて企業や店舗に自動入金されます。なお企業・店舗は、手数料8%のスピード入金や、手数料20%の前払い入金も選べるようになっています。前払い入金とはファクタリングのこと。定額制という点で、企業や店舗の売り上げをより正確に予測できるところがメリットです」。

2つ目の側面がBtoBだ。一例が、全国でフリーペーパーを発刊している企業である。フリーペーパーの広告主は、この企業の定額サービスを受けるエンドユーザーと言える。

「フリーペーパーを発刊する企業は、発刊ごとに広告主から広告料を払ってもらうわけですが、それでは1回ごとに関係を構築しなおさなければなりません。毎月3万円、5万円といったように定額の支払いにしてもらえば、広告を出す際の手続きはスムーズになり、何よりも継続的に広告主との関係を保てます。

BtoCの場合もそうですが、企業や店舗にとって、ロイヤルカスタマーを獲得することがサブスクリプション・ビジネスの大きな利点なんです」。

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