2019年6月号
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シティプロモーションシンポジウム

花王・生活者の声を拾う34枚のカード 社会課題に共創で貢献

秋田 千恵(花王 生活研究部 ライフスタイル研究室 室長)

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美容や家事の研究だけでなく、社会課題に共創で貢献

花王 生活研究部 ライフスタイル研究室 室長 秋田千恵 氏

花王の生活研究部は、生活者の声をすくいあげるために部員自らが一般家庭を訪問して、生活現場の変化の兆しを捉え、それを事業に繋ぐ活動を担う部である。同部ライフスタイル研究室長の秋田千恵氏は、「とくに近年は、美容や家事など、花王の商品関連のことだけでなく、働き方、高齢化社会、地方の暮らし、環境問題など、いわゆる社会課題の研究にも取り組んでおり、調査結果を社外の方々と共有して、よりよい暮らしを共創する活動に力を入れています。今日の演題でもある『こんな“あした”になると、きっと、うれしい』をキャッチコピーに、生活者と一緒に語り合う場を設けて、生活者がどのような未来を望んでいるのか、ビジョンを描きながら共にうれしい未来を考えていく取組をしています」と、ライフスタイル研究室がめざす考え方と、シティプロモーションとの接点について説明した。

心の声をあらわす34枚のカード

秋田氏は具体例を3つ発表した。

1つ目は、「おむつの自動販売機」だ。横浜市戸塚区の「ウェルカムベビープロジェクト」で、赤ちゃんを育てている親を対象にしたワークショップを実施。その際に、赤ちゃん連れで出かける時にかさばるおむつなどの荷物を減らしたいという声を聴いたことがヒントになった。「花王だけでは実現は難しかったと思いますが、協賛で入っていたキリンさんの協力を得て、飲み物の自販機におむつやウエットティッシュを入れてもらうことができました」。評判は上々で、現在は銀座博品館や伊丹空港などにも設置されている。

2つ目は、日本城郭協会と活動している「名城のトイレ衛生環境向上」の活動だ。花王のトイレマイスターによる、トイレ掃除の講習会などを実施して、管理業者だけでなく、地元のボランティアにも参加してもらう。

「美しい公衆トイレは町の魅力アップにつながります。住民にも活動に加わってもらうことで、シビックプライドを上げる活動につながっています」。

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