2018年12月号
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フィンテックの興亡

コンビニはフィンテックの実験場 省人化めざし導入進む

月刊事業構想 編集部

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最も身近な小売店であるだけでなく、様々な金融サービスの窓口の機能も獲得したコンビニ。少子化と人件費高騰で、24時間年中無休のビジネスモデルにほころびが生じ始めている。フィンテックをどん欲に取り込み、新しい形の店舗を生み出す実験が始まった。

2018年8月、ローソンは「ローソン銀行」を設立することを発表した。社会は特に驚くこともなく、このニュースを受け入れた。21世紀に入ってから、コンビニエンスストアなどの小売業が銀行を設立するのは珍しいことではなくなった。コンビニは、飲食物を24時間販売しているだけでなく、銀行や保険の窓口の役割も果たしている。いち早くICカードでの決済が可能になり、QRコード決済にも対応した。最先端の「お金」にまつわるサービスを享受できる場となっていると言える。

存在感増すコンビニ銀行

コンビニ店内で利用できるATMはチェーンにより異なる。ATM提携サービスは、自前のATM網を維持することが難しい地方銀行にとって重要性が増している

キャッシュレスも現金も

コンビニ各社が非接触型ICカードでの決済を導入しはじめたのは、JR東日本がSuicaを導入した2004年以降だ。小銭をやり取りする煩雑さから解放され、買い物にかける時間が短縮できることから、コンビニ利用者・コンビニ双方にメリットがあり、急速に広まった。非接触ICチップ内蔵の携帯電話が発売されてからは、携帯だけを持ってコンビニへ買い物に行く人も現れ始めた。

しかしそれでも、コンビニの支払いは現金払いが多数派だ。ファミリーマートとローソンにおけるキャッシュレス比率は2割を切り、セブン-イレブンでも3割弱にとどまるという。キャッシュレス化を進めるため、コンビニ各社は、キャッシュレス決済手段を拡充し、選択肢をさらに増やすという決断を下した。

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