2018年9月号
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ローカルベンチャー

起業とは「新しいつながり方」の発明 山形・庄内に創業の熱気

平尾 清(東北公益文科大学経営コース特任教授)

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今、山形県の庄内地域において、多くの若者が事業の立ち上げに挑戦している。数々の創業支援の取り組みを展開し、地域に新しい風を吹かせているのが大学をはじめとした多彩な領域で活動する「ポートフォリオ・ワーカー」、平尾清氏だ。

平尾 清(東北公益文科大学経営コース特任教授)

――平尾先生は大学や企業、地域で幅広い活動を展開されています。

平尾 現在、私は「ポートフォリオ・ワーカー」として、山形と東京を拠点に複数の仕事に携わっています。主軸の1つはマーケティング。もともと、日本アイ・ビー・エムやGEなどでマーケティングの経験を積み、その後、2010年から大学でマーケティング戦略論を担当しています。

もう1つ、私の核となるのが人材育成です。2011年からBTSジャパンのシニアコンサルタントを務めていますが、BTSはワールドワイドに展開する人材戦略コンサルタント会社で、フォーチュン誌の企業ランキング・トップ100社のうち60社以上に対してコンサルティング実績があります。

BTSには人材育成のノウハウがあり、クライアントが体験を通じて学ぶ、学びを実践する場を提供します。BTSでの経験は、大きな糧となっています。

その人に合った創業支援を

――山形県鶴岡市や酒田市など、地域での創業支援にも力を入れています。

平尾 近年、全国の大学や地域で起業家プログラムが実施されていますが、日本の廃業数・起業数の推移を考えると、その効果が出ているとは言い難い。それはマーケティングの視点が欠けている、もしくは人材育成のプロフェッショナルが欠けているからだと思います。

地元の経営者や起業家に講師を頼めば、それで若者に伝わるだろうという安易な考えで設計されたプログラムも多い。そうではなく、例えば、ターゲットは誰なのか、その人たちは何を求めているのか、育成のゴールは何かを明確にしなければなりません。

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