ロボット接客「変なホテル」と提携、シェアサイクルベンチャーの狙い

シェアサイクル事業を展開するコギコギは、H.I.S.ホテルと業務提携。ロボットの利用で内外の関心を集める「変なホテル」から自転車を貸し出す。観光からビジネスまで、気軽に使える地域の足としてのユーザー拡大を目指す。

中島 幹彰(コギコギ CEO)

スマートロック付きの自転車を専用駐輪場「ポート」から借りて自由に使い、鍵の解除と決済はスマホアプリで完結。返却は、ポートであればどこでもOK。自転車を気軽に使えるシェアサイクルは、都市部では一般化し、街中でもよく見かける存在になってきた。コギコギ(東京・渋谷)は、このような自転車シェアリングサービスを提供するため2011年に創業したベンチャー企業だ。

変なホテルと業務提携

同社がビジネスを立ち上げたのは、東日本大震災直後の2011年4月。東日本大震災の時、都内の帰宅困難者は自転車を使った。同社を創業する前の準備段階として2010年秋から実証実験を行っていたが、震災の経験からシェアサイクルには一定のニーズが期待できると判断したのだ。2015年4月から東京エリアでサービスを開始し、現在は東京、福岡、鎌倉、それに京都の4エリアで展開している。

同社は、自社ブランドでシェアサイクルを提供するほか、シェアサイクル事業を立ち上げたい事業者向けのコンサルティングサービスや、スマートロックのOEM供給を手掛けている。「シェアサイクルは、アプリやスマートロックの開発、それに実際の運用でも困難が大きいのですが、コギコギは既にサービスを安定的に運用できる段階に達しています」と、同社CEOの中島幹彰氏は説明した。

自転車の走行ルートなどを分析し、需要の見込める地点にポートを開設したり、利用が少ないポートは整理するなど、データに基づく運営を行っている。既に、自転車1台当たりでは黒字を達成しており、シェアサイクル提供地域の拡大の時期にある。

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