築146年の古民家を再生、「地域にひらかれた学生寮」に

空き家を活用した新しいプロジェクトが、糸島で動き出している。古民家を学生寮に再生することで、地域のコミュニティを再生する。その挑戦は、「共同生活や地域活動は学びの宝庫」という信念から始まった。

明治初期に建てられた築146年の古民家をリノベーションし、学生寮がつくられた

大堂 良太(よかごつ 代表)

豊富な自然があり、福岡市に近接するアクセスの良さから、「移住したいまち」として人気の糸島市。その糸島市で今、住戸不足が深刻化している。背景には、九州大学のキャンパス移転がある。

2018年には、箱崎キャンパス(福岡市)から伊都キャンパス(糸島市東部)への完全移転が終了する。それに伴い、1万人以上の学生が糸島市に通うことになる。しかし、キャンパス周辺のワンルーム賃貸物件は、6000~7000戸程度。供給が圧倒的に不足しているのだ。

そうした状況の中、築146年の古民家をリノベーションした「地域にひらかれた学生寮」が注目を集めている。立ち上げたのは、よかごつ代表の大堂良太氏。2017年9月にオープンしたその学生寮は、地域交流やコミュニティ活性化の拠点となり、新しいものが生み出される場となる。

「学生寮」の背景にある原体験

大堂氏は九州大学の出身。卒業後に上京し、約10年間の大手商社勤務を経て、2017年4月に東京から糸島市に家族で移住、よかごつを立ち上げた。

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