世界的VCの視点 成功するスタートアップの共通点
500 Startupsは「才能は世界中にあるが、機会は平等ではない」という価値観の下、60ヵ国以上でスタートアップを育成している。日本では神戸市と提携した起業家育成プログラム「500 KOBE ACCELERATOR」で、国や地域によらず優れたスタートアップが共通して持つ考え方や能力を教えている。
シリコンバレーを本拠とする世界的なベンチャーキャピタル(VC)、500 Startupsと神戸市は、アーリーステージのスタートアップ21社に対して、事業成長を加速させるアクセラレーションプログラム「500 KOBE ACCELERATOR」を2ヵ月半にわたって実施。10月10日に開催されたDemo Dayでは、日本とスタートアップの最新事情に関するセッションや、年齢や性別だけでなく、国籍までも多様性に溢れた20社のスタートアップによるピッチが行われた。
一般に、シリコンバレーのVCは、リスクをとってまでグローバルに事業展開せず、シリコンバレーの中で完結することが多い。しかし、500 Startupsは「才能は世界中にあるが、機会は平等ではない」という価値観の下、世界中のローカルパートナーと連携しながら、既に60ヵ国、20以上の言語圏で投資や人材育成、コミュニティ事業を展開。マレーシアを中心にタクシーの配車アプリを展開するGrabTaxiといったユニコーン企業にも投資しており、日々、世界中でスタートアップを成功に繋げるためのノウハウを蓄積している。このような事業を展開する中で得た知見から、500 Kobe Acceleratorマネージャーであるマックス・フラム・シュワルツ氏は優れたスタートアップには共通している点があると話す。
「ベストチームは成長のための考え方が身についています。それは、起業は長い道のりであり、できるだけ早く学べば成功の確率があがる、というものです。新しい企業、新しいものを作る方法はたった一つではありません。しかし、世界中のスタートアップの"課題"は共通しています。
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