アジアの若手デザイナーと被災地を繋ぐ「DOOR to ASIA」

『DOOR to ASIA』は、アジアで活躍する若手デザイナーと東北地域の事業者を繋ぐ、“デザイナーズ・イン・レジデンス”プログラム。個と個が深く繋がることで、地方と世界の距離を縮め、震災被災地に「可能性の扉」を開く。

「DOOR to ASIA」参加メンバーたち

今年、2回目の開催となった『DOOR to ASIA』。アジア各国で活躍する若手デザイナーが東北地域へ集まり、一定期間、地域に滞在しながら、その土地の文化やコミュニティも含め、事業者のことを深く理解し、アジアへの扉を開くような“コミュニケーションデザイン”を制作する。

主宰は独立行政法人の国際交流基金と、宮城県石巻市をはじめ東北各地で地元住民と場づくりやものづくりを行っている、一般社団法人つむぎや。

少子高齢化と過疎化が進み市場が縮小する東北に、2011年、東日本大震災が追い打ちをかけた。被災した中小企業の多くは、現在、復旧が進んで工場は再建されたものの昔の顧客は既に離れており、打つ手に窮している。

つむぎや代表の友廣裕一氏は、当時国際交流基金に所属していた加藤雅元氏とともに東北各地を回ってヒアリングをするうち、『いつか世界、アジアへ』と夢を抱きながら最初の一歩をどう踏み出せばよいかわからない事業者がいることに気づいたという。

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