2016年9月号
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健康ビジネスに商機あり

みかんを健康食品に、農協の挑戦 生鮮品で初の「機能性表示」

後藤 善一(三ヶ日町農業協同組合(JAみっかび)代表理事組合長)

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浜名湖の北岸、温暖な景勝地にみかん畑が広がる三ヶ日町。JAみっかびの選果場は、東洋一の選果処理能力を誇るなど、産地の強化が進められてきた。今、「三ヶ日みかん」は、「健康」をキーワードに新たな市場を開拓している。

静岡県の西部、浜名湖北岸にある三ヶ日町は日本有数のみかん産地だ

梱包箱には、健康への効果がうたわれている

今、地域の特産品が「健康食品」として売れる時代になっている。

消費者庁は2015年4月、「機能性表示食品」制度をスタートさせた。それまで、健康増進に役立つ食品は、国が個別に許可した特定保健用食品(トクホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていた。

トクホは国の認可や審査に時間がかかり、申請者の費用負担も大きい。「機能性表示食品」制度が始まったことで、以前は難しかった事業者でも、健康や体への効果を食品包装に表示できるようになった。

JAみっかび(静岡県浜松市北区三ヶ日町)の代表理事組合長・後藤善一氏は、この制度にいち早く注目。2015年9月、管内で生産する「三ヶ日みかん」は、生鮮食品として初めて機能性表示の届出が受理された。

「『三ヶ日みかん』に含まれるβ-クリプトキサンチンは抗酸化作用が高く、老化防止につながります。女性は、アンチエイジングと聞くと目が輝く。子供に『体によいから』と、みかんを食べさせるシーンも生まれます。自然の産物は見た目も変わらないし、単に『おいしい』では差別化できない。売るためには何か武器が必要で、『健康』は究極のブランディングです」

後藤善一 三ヶ日町農業協同組合(JAみっかび)代表理事組合長

10年以上もの研究の成果

一般に、「みかん」は「健康」と結び付けられることはなく、ビタミンCが含まれているから風邪の予防になる、といった程度のイメージしかなかった。

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