日本の「ラフティング」生みの親が語る、観光ビジネスの創り方

日本で最初にラフティングツアーが生まれた群馬県・水上温泉郷は、現在、アウトドアスポーツのメッカとして全国から観光客が集まるようになった。「地域全体の利益」を追求した仕組みづくりで、障壁を乗り越え地方創生を実現させた。

年間およそ10万人がラフティングツアーを目的に水上温泉郷を訪れる

一昔前に「首都圏の奥座敷」として名を馳せた温泉街が今、「アウトドアのメッカ」という新たなブランドに変貌を遂げ、盛り上がりをみせている。

群馬県みなかみ町は、首都圏の貴重な水源となる利根川の源流域であり、人口2万人弱の小さな町だ。「水上温泉郷」を有し、1930年代には、団体客をターゲットとした大規模な歓楽街を形成し、草津や伊香保と並ぶ県内有数の温泉地として発展した。

そのみなかみ町に1994年、新たな観光コンテンツとして、ゴムボートで急流の川を下る「ラフティング」というアウトドア・アクティビティが加わった。これを契機としてアウトドアのメッカへと発展を遂げていった。

水上温泉郷の風景。竪村氏は地域全体に利益が出るツアーづくりによって、地元の信頼を獲得した
Photo by ググっとぐんま写真館

累計600人の移住者を創出

その立役者となったのは、日本に初めてラフティングツアーを持ち込んだ竪村浩一氏だ。単身ニュージランドに渡り、ラフティングガイドとして4年間修行した経験を持つ。現在はみなかみ町など複数エリアでアウトドア・アクティビティを主催するネイチャー・ナビゲーターの代表を務める。

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