出生率や開業率で全国ナンバーワン データで見る沖縄県

沖縄県は日本最南端ゆえの地理的・気候的特徴に加えて、産業や文化も他都道府県と大きく異なる特性を持っている。県の現在とこれからを、さまざまなデータから分析する。

  1. 人口143万653人(2015年11月1日現在)
  2. 面積2281k㎡(全国44位)
  3. 県内総生産(2012年度、名目)3兆8066億円(前年度比+0.1%、全国35位)
  4. 1人当たり県民所得(2012年度)203.5万円(前年度比+0.4%、全国47位)
  5. 入域観光客数(2014年度)716万9900人(前年度比+9.0%)

魅力あふれる「沖縄」の旅

日本で唯一亜熱帯地域に属し、海洋・島嶼環境ならではの自然や生態系を持つ沖縄県。450年の歴史を誇る琉球王国で育まれた文化も加わり、観光資源の豊富さは日本随一だ。

(1)古宇利大橋

本島と古宇利島を結ぶ約2kmの橋。国内の離島架橋では2番目の長さ。島には昔ながらの古民家やさとうきび畑が残る。

(2)沖縄美ら海水族館

世界最大級の大水槽を所有する沖縄の一大観光名所。巨大なジンベエザメや、世界初繁殖に成功したナンヨウマンタが見どころ。

(3)名護市庁舎

神殿のような外観の市庁舎は象設計集団が設計。日本建築学会賞も受賞。配置される56体のシーサーはそれぞれ表情が異なる。

(4)道の駅許田 やんばる物産センター

2014年、『日本全国道の駅ランキング』で一位を獲得。沖縄ならではの新鮮な野菜・特産品が並び、年間150万人が訪れる。

(5)万座毛

隆起サンゴ礁の断崖に荒波が打ち寄せる、県を代表する景勝地。琉球王尚敬が「万人を座するに足る毛=草原」と讃えたのが由来。

(6)琉球村

沖縄の文化・芸能・自然を楽しむテーマパーク。昔ながらの赤瓦の古民家が並び、伝統舞踏のエイサーや工芸体験が楽しめる。

(7)首里城

琉球王朝の王城で、戦災で失われたあと1992年に復元が終了。2000年「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産登録。

(8)斎場御嶽

琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地。王国時代には国家的な祭事が行われ、現在も多くの人々から崇拝される。

(9)玉泉洞

全長5000m、亜熱帯・多雨の沖縄の気候が作り上げた日本最大級の鍾乳洞。鍾乳石の数は100万本以上で、今も鍾乳石が成長中。

(10)慶良間諸島

2014年、27年ぶりに新たに国立公園に指定。サンゴ礁、ザトウクジラの繁殖海域、リアス海岸など多様で雄大な景観が見られる。

(11)竹富島

石垣島から高速船で10分。1980年代から町並み保存に取り組み、今も沖縄の原風景が残る。水牛車を使った観光プログラムが人気。

(12)西表島

島の90%を熱帯雨林が占め、マングローブ林やイリオモテヤマネコなど多様な動植物が見られる、沖縄でも特徴的な離島。

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